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武部幹事長、言う言う

自民党の武部勤幹事長は、永田町では「ブブキン」と呼ばれているらしい。ロシア人っぽい体格だし、酔いが回って調子に乗るとすぐに大言壮語をはく。今日の日本経済新聞朝刊政治欄の短針は、そんな武部氏を巡るエピソードが満載だった。


その①:「悪者探しで景気悪化」―耐震強度偽装巡り武部氏

26日、北海道釧路市での講演で、耐震強度偽装問題について「悪者探しに終始すると、マンション業界がつぶれますよ、ばたばたと。不動産業界もまいってきますよ。景気がこれでおかしくなるほどの大きな問題です」と述べた。


その②:首相後継「竹中氏も有力」

26日、北海道釧路市での講演で、ポスト小泉選びについて「竹中平蔵総務相も有力だ」と述べた。「麻垣康三」と呼ばれる麻生太郎外相、谷垣禎一財務省、福田康夫元官房長官、安倍晋三官房長官に関しては「表向きは最有力候補だが、プロデューサーの幹事長から見れば、もっと頑張ってもらわなければならない」と評した。


きっと、地元北海道での講演だったんで、調子に乗って大口たたいたんだろうなぁ。今の耐震強度偽装に似たような話は、十数年前のバブル全盛期には結構あったように思う。手を抜いたって売れるものは売れるという浮かれた気分が建設業界にはまた蔓延してきたのではないかと思う。90年代前半のバブルの頃は僕も傍観者で住宅ローンの返済に窮したサラリーマンの窮状をただ見ているだけだったけれども、今では自分がローンを借りている身であり、今回の問題は他人事には思えない。業界の首を絞めたら景気が悪くなるとブブキンは言うが、熱狂を覚まして現実的なところで景気を着地させるには、悪い奴はちゃんと罰し、影響を被った人々は政府がちゃんと救わなければならないと僕は思う。それに、自分がキングメーカーになった気でいるのがなんとも滑稽だ。

これに対して、森喜朗前首相は、首相当時に失言壁で散々こき下ろされてきたが、ここ数年、結構いいことを言っているように思う。


その③:「亀井氏ら不在寂しい」

森喜朗前首相は、26日、大分市で講演し、除名された綿貫民輔、亀井静香両氏について「確かに党紀違反をしたが、ここまで罰しなければいけないか。党をここまでもってきた人が立党50周年記念大会に出席できず、本当につらく寂しかった」と述べた。武部勤幹事長にも言及して「村山富市首相の誕生に反対し(党紀違反し)た武部氏が、今は罰する立場にある。政治の世界は非情だ」と語った。


ブブキンにはそんな過去もあったのか。


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