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東京ユビキタス会議 [仕事が好き]

16、17日と世界情報社会サミット(WSIS)のテーマ別会合の1つである「東京ユビキタスネットワーク会議」を傍聴させていただいた。場所は京王プラザホテルだ。

お恥ずかしい話、ボクはユビキタスとデジタルディバイドがどうくっつくのかよくわからなかった。初日の午後のナレッジ共有と人材育成のセッションに出ていた印象としては、途上国相手にユビキタスというのは、オープンソースのラーニングツールの開発・共有のことを言うのかなと思ってしまった。

例えばアフリカでウェブベースのラーニングツールなんていったら、アクセスできるユーザーはものすごく限られるだろう。ましてや、みんな薔薇色の未来を語っていて誰も問題提起していなかったけど、そんなツールにアクセスできるのは高等教育まで受けることができた学生に限られ、コンテンツの共通言語は英語になるのだろう。最近、ある本を読んでいて、グローバリゼーションが進展する中で、希少なローカル言語がどんどん消滅しつつあることを知ったが、要はコンテンツが英語ばっかりだと英語のわかる奴が得をする世の中になっていってしまうのではないか。そんな心配が頭をよぎった。

2日目は午前中のデジタルディバイドのセッションだけ傍聴した。発表者間の繋がりがあまり良くないなと思いながらも、デジタルディバイド解消に向けた現場の知恵を生かした取組みが数多く紹介されていて、人間もまだまだ捨てたもんじゃないなとうれしい気持ちになった。

多くの発表者が、デジタルディバイド解消のためにはルーラルインフラが重要と指摘し、それに向けて①競争導入と規制枠組みの強化、②ルーラル地域の受益者を対象とした補助金支給制度を整備し、民間事業者が参入しやすい環境を作るのが重要との指摘があった。ユビキタスはユニバーサルアクセスが実現してから次の課題であるとの発言についても、首肯できるものがあった。

 


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